ふたりで使えるワークスペースDIY

超初心者向け:カラーボックスと集成材で作る、賃貸でも安心な夫婦共有ワークスペースのDIY

Tags: DIY, ワークスペース, 夫婦, 賃貸DIY, 初心者向け

夫婦で快適な作業空間を:賃貸でも手軽に叶える共有ワークスペースDIY

在宅ワークや副業の機会が増える中、夫婦それぞれの作業スペースの確保は多くのご家庭で課題となっています。特に賃貸物件にお住まいの場合、限られたスペースや原状回復の制約から、理想のワークスペース作りを諦めてしまうこともあるかもしれません。また、DIYに全く経験がないため、失敗への不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

このページでは、そのような悩みを抱えるご夫婦のために、カラーボックスと集成材を組み合わせた、手軽でおしゃれな共有ワークスペースのDIYアイデアをご紹介いたします。超初心者の方でも安心して取り組めるよう、丁寧なステップバイステップの解説に加え、賃貸でも安心な原状回復の工夫や、費用を抑えるポイントもお伝えします。この記事を読み終える頃には、きっと「これなら自分たちにもできそうだ」と感じ、理想のワークスペース作りに一歩踏み出すことができるでしょう。

具体的なDIYアイデア:カラーボックスと集成材で作る共有デスク

今回ご紹介するのは、収納家具の定番であるカラーボックスをデスクの脚として活用し、その上に集成材の天板を乗せるシンプルな構造の共有ワークスペースです。この方法は、以下の点でDIY初心者や賃貸住まいのご夫婦に特におすすめできます。

チュートリアル:ステップバイステップの作り方

ステップ1:計画と採寸

まずはワークスペースを設置する場所を決め、寸法を測りましょう。夫婦で同時に使用することを想定し、必要なデスクの幅、奥行き、高さを検討します。

  1. 設置場所の選定: お部屋の中で、電源の確保がしやすく、他の家具との調和も考慮できる場所を選びます。窓際であれば採光も期待できます。
  2. 必要な広さの検討: 夫婦それぞれのPCや資料を置くスペースに加え、肘を置くスペースも考慮し、最低限必要な横幅と奥行きを決めます。例えば、一人あたり幅70cm程度が目安となります。
  3. 高さの決定: 使用する椅子の高さや、PCモニターの位置などを考慮し、快適に作業できるデスクの高さを決めます。カラーボックスは通常高さが約90cmと約60cmのものがありますので、適切な高さを選び、必要であれば追加で調整用の木材を挟むことも検討します。
ステップ2:材料の準備

計画に基づき、必要な材料を揃えます。

  1. カラーボックスの選定: デスクの脚となるカラーボックスを選びます。安定感を考慮し、同じサイズのものを2つまたは3つ用意すると良いでしょう。収納したいもののサイズに合わせて、棚板の枚数や内寸も確認します。
  2. 集成材の選定: 天板となる集成材を選びます。パイン材やゴム材の集成材は、加工しやすく見た目も美しいため人気です。ホームセンターで希望のサイズにカットしてもらうことをおすすめします。角を丸く面取りしてもらうと、安全性も向上し、よりおしゃれな印象になります。
  3. 表面仕上げ材の検討: 木材の保護と見た目の向上を兼ねて、木材保護塗料やワックスを用意します。
ステップ3:組み立てと設置

いよいよ組み立て作業に入ります。

  1. カラーボックスの組み立て: まずは購入したカラーボックスの取扱説明書に従い、正確に組み立てます。ネジの締め忘れがないか、グラつきがないかを確認してください。
  2. 天板の下準備: 購入した集成材の表面をサンドペーパー(240番程度)で軽く研磨し、滑らかにします。その後、木材保護塗料やワックスを塗布し、しっかりと乾燥させます。これにより、傷や汚れから木材を保護し、美しい仕上がりになります。塗料を塗る際は、床が汚れないよう新聞紙などを敷き、換気を十分に行いましょう。
  3. 配置と固定: 組み立てたカラーボックスを、ステップ1で計画した位置に配置します。その上に、下準備を終えた集成材の天板を慎重に乗せます。
    • 滑り止めシートの活用: 天板が滑り落ちないよう、カラーボックスの上面と天板の間に滑り止めシートを挟むと良いでしょう。薄手のゴムシートや、耐震マットなどが利用できます。
    • L字金具による固定(賃貸向け工夫): より安定させたい場合は、家具を傷つけにくい粘着式のL字金具や、跡が残りにくいピンタイプの金具で、カラーボックスと天板を固定することも検討できます。ただし、原状回復を最優先する場合は、滑り止めシートのみで十分な場合もあります。
ステップ4:微調整と整理

設置が完了したら、使いやすいように微調整を行い、周辺を整理します。

  1. 配線整理: PCや充電器などの配線は、コードクリップや結束バンドを使ってまとめると、見た目がすっきりし、安全にもつながります。
  2. 収納の活用: カラーボックス内の収納スペースには、ファイルボックスや引き出しなどを活用し、書類や文具を整理整めます。

必要な材料・工具

材料リスト

工具リスト

費用目安

今回ご紹介するDIYプロジェクトにかかるおおよその費用目安は以下の通りです。

合計費用目安: 約10,000円〜21,000円

既存の工具をお持ちでない場合でも、100円ショップなどで簡易的なものを揃えれば、全体で2万円程度に収めることが可能です。

DIYのポイントと注意点

DIY初心者の方でもスムーズに作業を進めるためのポイントと、特に賃貸物件での注意点をお伝えします。

完成イメージと活用例

完成した共有ワークスペースは、夫婦のライフスタイルに合わせて様々な活用が可能です。

まとめ:夫婦で叶える快適な共有ワークスペース

この記事では、DIY経験のないご夫婦でも手軽に始められる、カラーボックスと集成材を使った共有ワークスペースの作り方をご紹介いたしました。限られた予算とスペース、そして賃貸物件という制約の中でも、工夫次第でおしゃれで機能的な作業空間を実現できます。

「自分たちにできるかな」という不安は、具体的なステップと必要な情報を得ることで解消されます。このDIYは、単にワークスペースを作るだけでなく、夫婦で協力し、一つの目標に向かって取り組む貴重な経験となるでしょう。ぜひ、この記事を参考に、夫婦の絆を深めながら、快適な共有ワークスペース作りに挑戦してみてください。きっと、より充実した日々が待っているはずです。